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騒祭の街
ラスベガスのマッカラン国際空港に到着したのは、夜の9時だった。
レンタカー・センターで借りたばかりのトヨタカローラを、ストリップ(大通り)へ向けて発進させる。オレンジ色の街灯だけが続く単調な車窓は次第に、複雑な色彩のネオンの群れに変貌していく。
同時に、周りを並走する車の量もどんどん増える。タクシー、路線バス、そして笑えるほど長いリムジン・カー。巨大なエッフェル塔がそびえるホテル・パリスのあたりまで来ると、夜なお精力的な人々の喧騒や音楽が鳴り響く。僕はといえば慣れないレンタカーの左ハンドルにしがみつき、あまり風景に意識を向けることも出来ずにいた。
そのまま車は北進し、ダウンタウン方面へ。
まずは今夜の宿に辿り着かなければならない。
2012年01月11日 | 10:41 | コメント (0)
アリゾナの車窓から
2日目の朝。レンタカーにスーツケースを放り込んだ僕達は一路西を目指す。
今夜の宿はグランド・キャニオン国立公園内に予約してあるからだ。
インターステート515号から国道95号へ乗り換えると、すぐに辺りは荒涼とした岩山だけになってくる。そのまま国道93号に乗り、車はインターステート40号に接続するため南方面へと向かう。早くも景色は「なにもなく」なってしまった。
ハイウェイがまっすぐ伸びるだけの荒野。
ラスベガスが砂漠の中の街ということを思い出すと共に、
アメリカにいるんだな、と実感する。





