隠岐の島行 1日目

旅行記録なのでtravelsの方にエントリしようかとおもったが、
向こうは凍結中なのでやはりこっちに載せることにする。

携帯、鍵、財布とカメラ
あめ玉いくつかと読みかけの本
慣れない時計が腕に重い
僕は旅に出るところ

quote from "blue moon skyline" 山田稔明

--9月19日、土曜日

30歳になった日の午後11時、広島から島根の七類港を目指して出発。
七類についてから寝ようと思ったが、途中睡魔に抗えなくなり島根県に入ってすぐ、赤名高原の道の駅で眠る。寝袋はやっぱりあったかい。この分だったら隠岐でもテントで寒くて凍えることはないだろう。

--9月20日、日曜日

4007088764_ff78bcc195 朝7時起床、予想よりも松江から七類港が遠くて焦る。途中で余裕ぶっこいて朝食とったせいだ。結局9時のフェリー「おき」には乗り遅れてしまった。仕方なく9時30分のフェリー「くにが」に乗り込む。これで到着時刻は予定の正午より2時間遅れることになってしまった。レンタルバイク屋に遅れる旨を電話するとともに、いくつか予定を削らなければならなくなってしまった。
天気は快晴。9月の連休の頭ということもあって、フェリーは親子連れでごった返している。人でぎゅうぎゅうの二等船室に籠もる気分ではなかったので、デッキの隅っこに座りこむ。時折細かい波しぶきが風に乗ってやってきて降りかかるけど、それも気持ちがいい。七類の港はどんどん遠ざかる。しばらくすると行く先にうっすら島影が見えてきた。隠岐の島だ。

隠岐、島後の西郷港に着くとレンタルバイク屋が迎えに来ててくれた。書類を書いてヘルメットを選んで出発。一応プリントアウトしてきた地図はあるけど広域すぎて細かな道がわかりづらい。港で地図を取ってくるんだったと後悔しつつ、約20km先の白島展望台を目指す。
テントをどうやってスクーターに乗せるか。前カゴに立てて走ってたら、道がちょっと窪んでるところで跳ね落ちてしまった。対向車も後続車もいなくてよかった…以後、足元で横にして踏みつける形で確保。

4007088562_98a814d5a8 白島展望台で、さっき買ったパンを食べる。竹島まで160km程度らしい。さすがに見える訳はなかった。岩石成分が脆く、侵食を受けやすいためこのような奇景となった…とあるが、それほど奇景とは思わなかった。鳥取人だから?関係ないか。ともかく、開けた景色は気持ちが良かった。
出発時間が遅かったせいか、4時になった。予約を入れてあるローソク島遊覧のために福浦港に移動する。ここからは10km~15kmほどか。

4007088464_3a7f400180 福浦港は島後の北西にある静かな漁港だった。到着すると対岸に洞窟のようなものがいくつか見える。そういえば福浦トンネルってここだったか。見ようと思っていたので丁度いい。しかし今から見に行く時間はなさそうなのでおとなしく遊覧船出発時間を待つ。
遊覧船とはいえ、どう見ても普段は漁船です、といった風情。甲板に渡してある木の板に座るようだ。船長さんに渡された救命胴衣を身に着けて出発。今日は波も殆どないようで、楽だった。

4006321787_613ee7505d ローソク島は、昔テレホンカード(懐かしい)に載ってた写真でしか見たことがなかったが、その写真のように丁度ローソクの芯の部分に太陽を見るためには、角度とあと海岸の地形的に、海上からじゃないと無理ということを初めて知った。一応ローソク岩展望台というものも海岸にあるのだが、ローソク岩を見下ろす位置にあるために、「灯った」写真は撮れないということになる。もし行く人がいたら注意。とはいえ遊覧船も一人2千円ばかりで、ローソク岩だけではなく海蝕洞窟や奇岩なども回ってくれるのでお薦め。とはいえ、やはり晴れてないことにはハイライトであるローソク岩は堪能できない。この日は晴れていたが、西の空には雲もいくつかかかっていた。遊覧船はこの日4・5隻出ていたが、ローソク岩が灯る瞬間を写真に収めるために、それぞれの船は「順番待ち」をすることになる。僕の乗った船は、幸い太陽がかかる瞬間を見ることが出来たが、ギリギリ雲がかかりそうだったため、後続船はもしかするとアウトだったかもしれない。

遊覧から福浦港に戻ってくると、もう日もすっかり沈んでしまって薄暗くなってきた。今夜の寝床を探さなければいけないが、丁度福浦港のはずれに小さな海水浴場っぽいスペースがあるのに気がついた。船長さんに聞いてみると、別の遊覧船の船長さんの土地だということで、その人に許可を貰ってキャンプをすることに。
テントも順調に張って(今回はちゃんとしたテントだ)、やはり以前キャンプした人がいるらしく乾いた木切れも沢山落ちているし、すぐ後ろが山なので薪に困ることはなかった。10分くらい格闘して火を起こす事に成功。

4007087008_baccf784fc ついでガスバーナーで米を炊く…が、失敗。半分くらい焦げ付いてしまった。どうやらチリチリいう音を聞き逃していたっぽい。でもまあなんとか無事な部分を食べる。こうして考えると、勝手に上手い具合に炊いてくれる炊飯器ってのは便利なものだ。その後袋ラーメンを食ったりするが、貧相な食生活だな…でも一人でカレーとか作るほど頑張る気にもなれないし、腹が満たされればけっこうどうでもいいのだった。
福浦港は多少街灯の明かりがあるとはいえ、暗いし静かだ。焚き火を眺めつつイーグルスとか聞いてると非常に感傷的になれるので感傷的になりたいときは隠岐でキャンプするのをお薦めする。

見上げればアホみたいに星が見えるし、波打ち際ではその星空が映り込んだ水面下でほのかに夜光虫が発光していた。テントでちょっと読書した後、寝る。

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隠岐の島行 1日目 への1件のフィードバック

  1. junt のコメント:

    おおw生存確認アザス!
    今後は小規模バックパック物が大多数になりそうですが…あと自転車物…
    日東キャンピーほしいなああああ

    猫アレルギーでも猫好きだとッ!許す!

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