アモルゴスの一日

--ギリシャ、アモルゴス

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 アモルゴスに来たのはやはり正解だった。意外にも島の規模は大きいが、人口密度はミコノスと比べものにならないほど少なく、おかげで殆ど人のいない砂浜で気が向いたら泳ぎ、体が乾くまでだらだら本を読む。ゆっくりしている。鳩の低い、小鳥の高い鳴き声、どこからかパンケーキが焼けるにおいがする。
 島を見て回る為に、スクーターを一日レンタルした。僕によって「アモル号」と安直に命名されたそいつは、メーター類が全て死んでいます。残燃料計すら動かないのはちょっと不安だ。
 そして、南の崖にへばりつくようにして建つ(というよりは、おそらく崖を切り出したのであろう)Chozoviotissasという修道院へ。島の南側は陸からの風がものすごく、青い海にいくつもの波を作り出していくのが見える。その波の飛沫すらも、強風によって砂嵐のような一群となり海面を駆け抜けていく。虹を作りながら。

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