途中下車

--スイス、トゥーン

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 ミラノからフランスへ…パリまでの切符を買おうとする。95ユーロ。きゅ、95!?Departureには「TGV」の文字が。高いのはこのせいか?イタリアの列車はそれほど高くないかな、と思っていたので衝撃を受けた。しかし他にルートはあるのかな。
 時刻表示板には「ベルン」の文字もある。そういえば、ダハブで出会ったカメシダさんの、「スイスは通り抜けるだけでも行ってみるべきだ」という言葉が思い出される。スイスのベルンまでなら比較的安いし(もちろんベルン~パリ間の値段は知らないが)、スイスの景色もなんだか気になってきた。口笛がなぜ遠くまで聞こえるのかも知りたくなってきた。ベルンに行こう。
 そして列車は山を越えてスイスへと入る。
 これは…なんだか童話のような風景だ。至る所が緑の草原で覆われ、国土全体がゴルフ場っぽい。聳え立つ山々には雲がかかり幻想的ですらある。スイス正解!!
 列車は順調にベルンへと近づき、少し日も傾きはじめたころ、すばらしく美しい湖が姿を現した。その景色に魂を奪われていると列車はトゥーンという駅に停車する。ベルンまではもう1時間弱だ。でもあの湖の写真が撮りたい。このまま通過なんてことができるのか?でももうじき日暮れだ。列車はあるのだろうか?万一移動できなかったら、宿代は凄く高いんじゃないのか?ああっ早くしないと発車してしまう。
 僕はトゥーンで途中下車。湖行きの遊覧船に飛び乗った。
 写真は黄昏時のトゥーン湖。日没後のスイスはとても寒い。というか半袖Tシャツなんか僕だけだった。

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途中下車 への4件のフィードバック

  1. kenpu より:

    一期一会。たまらず降りたその心境。旅人よねぇ~ わかる。

  2. junt より:

    けんぷーさん>
    ちゃんと黄熱は打ちましたか?^^
    アフリカは魔性の大陸らしいので気をつけて。
    リヴィングストン博士になりませんように。

  3. カメシダ より:

    お久しぶりです。
    覚えていてくれたんだね。
    なんかすごくうれしいっす!!!

  4. junt より:

    カメシダさん>
    勿論ですよーーー
    僕のルートを変えた男ですからw
    スイスは本当に良かったです!
    リタイアしてスイスに住みてえぇー

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