地雷博物館にて

--カンボジア、シェムリアプ

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 アキラの地雷博物館へ行く。
 アキラさんという人が個人で開いているという博物館は、博物館といっても小さな藁屋根の建物で、安全処理された地雷が雑然と積み上げられているような場所だ。しかし驚くことに、この地雷は全てアキラさんが処理したものだという。
 そもそも僕はアキラさんはその名前から日本人かな?とか思っていたけどれっきとしたカンボジア人で、正確にはアキ・ラーさんという。1998年に終結したカンボジア内戦後、主に都市部に注力される地雷処理のフォローできない地域、例えば農村の「家の裏に地雷がある」というような要求に一人で応えてきた人とのこと。こちらのページで詳しく知ることができます→アキラの地雷博物館
 地雷博物館では多くの地雷・不発弾が紹介されている。しかしそれよりも、並んで貼られている戦争風景の絵の1枚に僕は目を吸い寄せられた。それはクメール・ルージュに酷使される人々の絵だった。人々は牛馬のようにムチを浴びながら畑を耕し、その下に生きながらワニの檻に放り込まれ、食べられていく人々が描かれている。説明文には、「…能率の上がらない人は『おまえは教育が必要だ。学校へ行け』と言われ、二度と帰らなかった。『学校』はすなわち死を意味していた」とあった。
 僕には想像もつかない世界。文字通り僕は言葉をなくした。

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